山岳専科

山岳専科技術講習会

2012年度から公益社団法人となりました日本山岳会の北九州支部が、公益活動の一環として行うものです。少しでも多くの人々が山のリスクを学び安全な登山をしていただき、山の楽しさを知ってもらうために、初級・中級者を対象に、年4回開催しています。

講師およびスタッフは、日本山岳会会員(北九州支部)によるボランティアです。

2020年度 山岳専科技術講習会予定

6月28日 第一回山岳専科
(コロナウイルス感染防止の為中止)

9月6日 第二回山岳専科
(コロナウイルス感染防止の為中止)

11月29日 第三回山岳専科

2月21日 第四回山岳専科

 

2019年度 山岳専科技術講習会 予定
第1回 2019年6月9日(日)
「歩行技術」その他
歩き方、必要な筋肉、カローリー消費等登山に必要な基本事項についての講習を行っています。

第2回 2019年9月1日(日)
リーダー:三浦利夫
テーマ:山岳気象その他
1、期日:9月1日(日)
2、集合:皿倉山ケーブルカー山麓駅駐車場
3、時間:午前8時30分集合
(ビジターセンターまで徒歩で移動予定)
4、携行品:通常登山装備一式・筆記具・昼食
5、申込み:三浦利夫
6、締切り:8月11日(日)
天気の変化をいちはやく予測することが出来ると、立案した登山計画を、能率的に余裕をもって実行する事が出来ます。また、何よりも危険を回避する事が出来ます。

第3回 2019年12月1日(日)
「読図」その他
山岳遭難は年々増加しており、その最大の原因は「道迷い」です。地図を読む事が出来れば山岳遭難も減少し、より安全で楽しい登山が出来ます。
地図とコンパスを持ち実地講習を行っています。(2018年度実績:平尾台)

リーダー:三浦利夫
テーマ:読図実地講習(平尾台)その他
雨天の場合机上講習(平尾公民館)
1、期日:11月17日(日)
2、集合:平尾公民館 駐車場
小倉南区平尾台2丁目6-1
(平尾台自然観察センター道路向かい北側)
3、時間:午前8時45分集合
4、携行品:通常登山装備一式・コンパス
高度計(任意)・筆記具・昼食
5、申込み:三浦利夫
6、締切り:10月27日(日)
7、会場費用300円/人程度


12月1日  山岳専科
平尾台カルスト台地を楽しみながら充実した読図実地講習会でした
A0087 藤原 玲子
12月1日(日)平尾台で「読図実地講習」があり、天気が昼から雨の予報で心配でしたが、カルスト台地での講習なのでとても楽しみにして参加しました。
最初は平尾公民館で、参加者を3班に分け打ち合わせをして各々、設定された場所に行くルートの選定と進行方向の確認をどの分岐で行うかを決定し、茶ケ床に移動しました。茶ケ床では自分が立っている位置に目印を置き、地図を正三角形と見なし、コンパスを進む方向に合わせ、1辺を15歩で進み3辺全部それを繰り返して元の位置に戻る練習をしました。しかし、戻り位置がどうしてもずれてしまいます。園川顧問から、同じ歩幅で歩くようにアドバイスを受けましたがコンパスの方向へ直進歩きと、同じ歩幅の歩きが難しかったです。
事前研修が終わり、3班のパーティに分かれ、私達は大平山へのルートです。茶ケ床で事前練習をしていたので、最初に決めた分岐点で「コンパスの進行方向を確認して進む」を繰り返して出発地点に無事戻る事が出来ました。
大平山に登っている時に、園川顧問から「来る途中で脇道に気がつきましたか?」と聞かれてドキッとしました。途中に何があったのかを覚えていると、道に迷って戻った時に確信がもてる。それと、方位を読む時の注意点は、地図とコンパスは手で持つと傾いて誤差がでるので、リュックの背中の水平な部分に置き正確に測ること。山の中では岩石が磁化されている事があるので岩の上ではしない等、より細かく教えて頂き本当にありがとうございました。三浦指導員も分かりやすい資料を沢山用意して頂き有難うございます。雨も心配なく、最後まで講習を受ける事が出来とても勉強になりました。他の指導員の方達も、ご指導頂きありがとうございました。
講師: 園川陽造顧問
参加者11人 会員: 竹本正幸 竹本加代子 赤瀬榮吉 森本信子 縄手修 三浦利夫 町元里香
準会員: 藤原玲子 支部友: 木戸理恵 田中眞一 田中優子

第4回 2020年2月9日(日)
「レスキュー」その他
山のリスクを学び万全の態勢で臨んだとしても、登山は自然の中で人間が行うもの
であり、天候の変化やヒューマンエラーにより事故が起きる危険性があります.
万一の事態に備えた対処法を知っておく事は、事態を悪化させず二次災害を抑止する為に大切な事です。

第4回山岳専科(令和2年度)
リーダー:三浦利夫
テーマ:レスキュー(応急処置・救助等)その他
消防署による講習を含む
1、期日:2月9日(日)
2、集合:北九州市消防局門司消防署老松分署
(北九州市門司区浜町3-22)
3、時間:午前9時30分集合
4、携行品:通常登山装備一式・筆記具・昼食
5、申込み:三浦利夫
6、締切り:1月26日(日)

2月9日(日)第4回山岳専科
    「レスキュー・その他」
13540 三宅清和 
2月9日、天候、曇り。門司消防署老松分署にて講習会が行われました。参加者は、女性7名、男性14名(園川顧問を含む)合計21名です。9:45老松分署駐車場に集合。三浦CL挨拶の後、屋内講習会場へ移動。10:05老松分署の大津様(講師)より挨拶があり、遭難件数、死亡・行方不明および負傷者は年々増加傾向にあるという内容に先ず触れました。講習は、下記4項目の内容で進められました。
◇登山時の事故発生から一連の処置
事故が発生した場合の緊急通報方法で、携帯所持、バッテリー充電、及び110番・119番通報は元より、指令センターに伝える際の内容に注意するようにと説明がありました。
「いつ」「どこで」「誰が」「どのようにして」「なぜ(滑落、落石など)」、「どうなった(足の骨折、捻挫、出血など)」の内容を明確に伝えること。
◇応急処置(11:07)
負傷具合の確認の際、何を(何処を)一番注意深く観察しなければならないか、注意が必要。他に装備の確認、負傷者手当、対応者等役割分担といったことが重要になります。
◇救助要請
位置情報の精度、GPS機能による違い。
現在位置を確認するためのGPSは、無料の「YAMAP」、「ジオグラフィカ」、「Googleマップ」、「iPhone」、有料の「山と高原地図」、「ココヘリ」がある。
通報方法の重要な点は、GPS機能で緯度、経度を確認するということです。
◇レスキュー救出救護方法等
先ず、その場に居る登山者が自分たちの身を守りつつ、 その場で自分たちが出来る最善の対処をすることです。 骨折の処置は、無理に動かさずに添え木を使用します。このときに二関節以上を固定することが重要だそうです。基本はDIP、「D」は動揺、「I」は痛み「P」はアツレキと覚えておくとよいそうです。成人男子で体重 60 ㎏、全血液量 4,800ml を基準にした場合、20%(1L)を失うと生命の危機となります。
骨折(疑いを含む)の固定法、三角巾固定法、止血法や感染防止、そして傷を心臓より高くすること。
「それきみこ」って、なに? 「ショックの5P兆候」。
「そ」蒼白、「れ」冷汗、「き」虚脱、「み」脈拍触知不能、「こ」呼吸不全という内容を覚えやすくするための語呂合わせです。しっかり覚えておかなければなりません。
11:18搬送方法
一人法、二人法、テープスリング(120cm)を使用しての背負い搬送法、担架搬送法。
安全確保(今居るところは安全か)を確認する。
簡易的な方法による担架の作成。
11:45 搬送の実演訓練。駐車場の訓練展示場にて、救助隊による山岳救助訓練(7m下の崖に転落を想定)が行われました。隊員は4名。事故者と上からの応答を繰り返します。
12:00引上げ開始12:01引上げ完了。終了です。
実際その場になったときのことを考えると、正直不安を感じました。だからこそ、万一の事態に備えた対処法を知っておく事は大切だと思います。
遭難事故は、残念ながら遭うのはシニア世代が多く、60歳代以上で5割を占めると言われています。自分の体力の低下を自覚し、準備と対策をとることが欠かせないと思います。必要な知識は当然ですが、有効なのはまず筋力トレーニングかと思います。リスクを適切に判断し、安全な登山を常に心掛けなくてはならないと強く感じました。
三浦CLはじめ講習会をお世話くださった方々、ありがとうございました。

参加者21人:(講師)園川陽造 会員:井上禮子 馬場基介 三宅清和 関口興洋 丹下洽 榊俊一 丹下香代子 大内喜代子 竹本正幸 竹本加代子 赤瀬栄吉 森本信子 縄田正芳 縄手修 三浦利夫(CL) 町元里香 清家幸三 花田拓二 支部友:網塚陽子 宇都宮浩

 

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