平尾台外来種除去作業

令和5年10月7日(土) ボランティア活動 自然保護活動平尾台
17126 大山 時彦

1 目的
セイタカアワダチソウ除去
2 集合
平尾台自然観察センター駐車場 10時
3 行程
10:10 茶ケ床へ車移動 ⇒ 岩山
10:40~12:00 セイタカアワダチソウ除去作業(岩山付近)
12:00~12:30 岩山にて昼食
12:30~14:30 セイタカアワダチソウ除去作業
15:30 観察センター駐車場にて横山秀司(CL)クローズミーテイング後に解散

4 報告と感想
私は今年6月に支部会員から日本山岳会の会員に入れていただきました。その時、支部のボランティア活動として、「平尾台のセイタカアワダチソウ除去と英彦山のトイレ掃除を行っており、できるだけボランティア活動にも協力してほしい」とのお話がありましたので、今回はじめて参加させていただきました。
しばらく厳しかった残暑も急に秋めいて、平尾台のススキも秋風景となり、当日は曇り空で外作業にはちょうどよい天候でした。初めてなので除去作業はどんな方法でするのだろう? と思っていました。平尾台自然観察センター自然解説員の古川さんから、作業場所においてセイタカアワダチソウや作業方法の説明が20分程ありました。作業場所は昨年と同じ所だそうで、たぶん昔は畑であったのではとの説明でした。
アワダチソウは自宅近くの河川敷や放置された田畑によくあり見慣れた物ですが、除去は刈払い機で刈り取るだけでしたが、ここでの活動方法としては1本1本根から抜き取る手作業との指導でした。縦横約30㍍の広さ一面のセイタカアワダチソウに向かって参加者横一列に 11人並び、1本1本愛情込めて引き抜く人海戦術の作業をもくもくと行うものでした。30分もすると各自、だんだん言葉少なく、ただアワダチソウと向き合うだけで、日ごろ使わない手足を使うので、足腰の痛み感じる楽しいものではなく、これがボランティア活動だと実感しました。沈黙作業が続く中、思ったことは、やはり昭和10~30年頃生まれの人間は我慢強いものだ。平成、令和の若者には合わないかな? と独り言を呟きました。
そのような中で遠くから正午の音が聞こえ、昼食タイムは岩山でとることに。遠く上空のハングライダーやススキ風景を見ながら、秋の心地よいランチタイムを味わえました。
午後の作業は12:30~14:30。これは長いだろうと思いながら作業に専念。無言作業の中、アワダチソウ1本1本と向き合うと、茎が太く長いものでも全身の力を振り絞って引っ張り抜くとこれが簡単に抜ける物もあり、また、細い茎で小さなものの中にはいくら力を入れても抜けない等、人間の予想に反する自然の植物の力を感じました。人も植物も見かけで判断してはいけないな! と学ぶこともあり、つまり『自然界、万象皆我師成』の心境でした。
午後は慣れたせいか、抜き取った跡がだんだん広くなり成果が見えて達成感も味わえました。また登山途中の女性お二人も手伝ってくださり、大変ありがたかったです。やはり人海戦術は頭数です。11人の皆様今回はお疲れ様でした。半日、セイタカアワダチソウと向き合う時間をもつことは自然保護において貴重な体験だったと思います。来年は多くのご協力者が参加されることを願っております。
 
参加者11人:横山秀司(CL)馬場基介 榊俊一 竹本正幸(SL) 竹本加代子 赤瀬榮吉 森本信子 町元里香 清家幸三 綱塚陽子 大山時彦

令和4年10月8日(土) 平尾台ボランティア活動に参加して
15710  町元 里香

令和2年度から開始した平尾台でのボランティア活動、今年は10月8日(土)に行うことになった。今回もセイタカアワダチソウを抜く作業。今年は13人が参加してくださった。
7時20分に平尾台自然観察センターに集合。今回も自然観察センターの古川さんからセイタカアワダチソウの植生や、上手な抜き方などを教えて頂いた。初めて参加するメンバーも熱心に話を聞いていた。今回は参加3回目の方が多く作業がスムーズに進んだことに加え、昨日までの雨で地面が緩み抜き易かったこともあり、時間内に沢山のセイタカアワダチソウを除去することができた。それでも岩山付近にはまだまだ残っている。来年の宿題を残して作業は終了した。岩山に移動し今日の作業を終えた場所を眺めながら昼食。作業後はみんな腰をたたいたり、さすったり。グー、パーをしながら両手のリハビリをしたり。やはり除草作業は疲れる。しかし今年の頑張りが来年の成果となって実を結ぶと思うと、それがやりがいになる。今後もこの活動を続けていきたいと思う。参加された皆さん、お疲れ様でした。
参加者13人:馬場基介 丹下洽 丹下香代子 竹本正幸 竹本加代子 赤瀬榮吉 縄手 修
町元里香(CL) 清家幸三 中畑智子 横山秀司(SL)
辻 伸一(ビジター) 辻 直美(ビジター)

~昨年の活動の結果はいかに???~
16186 三宅 明子
昨年度から開始した平尾台での森林巡視活動、今年は9月20日(月・祝日)に行うことになった。今回もセイタカアワダチソウを抜く作業。折しも緊急事態宣言下での実施となったが、昨年度よりも多い15人が参加してくださった。
7時20分に平尾台自然観察センターに集合。当初はセンターの外でレクチャーを行ってからの出発としていたが、センター内にてレクチャーしていただき、今回も自然観察センターの古川さんから、セイタカアワダチソウの植生や、上手な抜き方等を教えていただいた。今回、初めて参加されたメンバーも多く熱心に話を聞いていた。30分ほどのレクチャーを終え、8時にいよいよ出発。乗合で茶ケ床園地まで行ったが、連休中ということもあり、車を停めるのに時間がかかってしまった。その後、8時半頃から前回セイタカアワダチソウの伐採を行った小穴周辺まで徒歩で移動。昨年も参加したメンバーは、昨年の成果が気になっていたようで、いろいろ話をしながら進んでいった。9時10分、小穴到着。前回作業をした場所は、見違えるほどきれいになっていて、みんなで歓声を上げて喜んだ。通常、セイタカアワダチソウの抜き方が悪いと倍になって群生するそうだが、私たちが作業した場所にはセイタカアワダチソウはポツリポツリしかなく、ここでの作業はあまりなかったので、少し範囲を広げ、作業を行った。10時半過ぎに一旦作業を終え休憩後、岩山へ移動。11時に少し早めの昼食をとり移動し、11時40分頃に作業を再開した。岩山を下りた場所には、身長を超えるほどのセイタカアワダチソウが群生しており、抜くのも大変でみんな疲れた様子だったが、当初の予定時間の13時半まで作業を行った。その後、自然観察センターまで戻り、14時に安全確認とまとめを行い、14時半に解散した。
今回の活動を通し、少しではあるが平尾台の自然保護に貢献できたことは有難いし、有意義な1日となった。参加者からも、昨年の成果がこれだけ目に見えるとやりがいがある、とか、また来年参加したいという声もあり、今後も活動を続けていければと思う。参加された皆さん、お疲れさまでした。
追記 今回の活動は、9月25日付の毎日新聞に掲載されました。

参加者 15人:井上禮子 磯野文雄 丹下 洽 榊 俊一 丹下香代子 竹本正幸 竹本加代子 赤瀬榮吉
縄手 修 奥田スマ子 町元里香 中畑智子 三宅明子 横山秀司 宮本真希

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