令和5年12月2日(土)~3日(日) 年次晩餐会 年次晩餐会初参加の報告
17126 大山時彦
12月2日(土)令和5年度講演会及び年次晩餐会12:30~19:30
12月3日(日)晩餐会記念懇親山行(自由参加)10:00~14:00
今回の年次晩餐会は全国から325人、北九州支部からは6人の参加でした。ただ、例年より100人程少ないとの報告でした。また、全国の会員数は4千数百人だそうで、昨年の晩餐会以降今年11月までに74人の方が物故されたとの報告があり、高齢化が各支部でも進み共通の課題と感じました。
北九州支部6人は会場の新宿京王プラザホテルに受付時刻12時30分に集まることとしました。私は初めての参加であり、天皇陛下もご列席予定との情報があったので大変緊張していました。
羽田空港に着くと、ホテルまでの直行バスがあり、約40分でホテルに着きました。受付時刻までは近くの都庁や新宿モンベル店等を訪れ、都会の空気に触れる時間が持てました。
受付の後は、13時の特別公演(登山家 平出和也氏、中島健郎氏)から16時の秩父宮記念山岳賞受賞記念講演まで予定どおり行われ、17時の晩餐会の開催となりました。今年度、女性で初めてなられた橋本しをり新会長の冒頭挨拶では「みんなの日本山岳会にしたい」とのお言葉があり、女性ならではの感性を生かした運営を担っていく思いが込められていました。その後、会食に入り、途中で私を含め20人の新人会員が壇上で紹介されました。九州からは私一人のようでした。最年少は中学生で入会に年齢制限がないことを知りました。めったに食べられない高級ホテルのディナーは幸福なひと時で、皆さん全国の支部の方々が再会を喜んで酒杯を交わされ懇親を深められていました。私は前月の宮崎ウエストン祭でお会いした方々と再会し懇談させていただきました。
今回、天皇陛下はコロナ明けの一般会合にはまだお出でになられないようで、日本山岳会宛のお言葉をいただき読み上げられました。登山がとてもお好きだと思うお言葉でした。
全体の参加者を見て感じたことは、多くの方は年齢が70代後半かそれ以上とお見受けしました。数時間後、皆様また元気に来年もお会いしましょうとの万歳三唱での無事閉会となりました。
北九州支部は、会場で解散して各宿泊先へ移動、竹本支部長と私は同室ツインを予約していたので、いつもの山小屋とは違った高級感ある部屋で宿泊し、ぐっすり休むことができました。
翌朝は私だけが、懇親登山「奥武蔵・天覧山」に参加予定で、朝食後ロビーに神奈川支部の方が迎えに来ていただきました。ホテル待ちは私一人でしたので恐縮でした。神奈川支部の方と途中いろいろお話をし楽しい車中でしたが、後で本部の常務理事の長嶋様と聞いて申し訳なかったです。
集合場所の飯能駅には50人近くの会員が参加され、4班に分かれて私は神奈川、埼玉支部の中に入れていただきました。九州からは一人ということで皆さん気軽に話しかけていただき、天気も小春日和で福岡では終わっている紅葉もまだ残っており心地よい登山でした。天覧山197㍍~多峯主山270㍍と低山ですが、明治天皇が拝礼された場所等、いろいろな解説が付き緩やかな登山でした。ご一緒に登った埼玉支部の方は92歳と88歳の男性で、ストックも使わず足腰もしっかりで登山大先輩に敬服せざるを得なかったです。92歳の今山健さんと言われる方は、お話から福岡鞍手高校のご出身で、筑豊の炭鉱の盛んな時代をご存じで近親感を持って話がはずみました。特に英彦山、福智山、足立山等よく登られたと詳しく話されていました。
昼食後、14時過ぎに下山口で解散となりました。
今回の参加では久しぶりに都会の空気に触れ、全国の登山諸先輩方々とお会いするのは価値あるものと感じました。最後に解散時に神奈川の92歳今山さんから「来年もまた元気にお会いしましょう」の言葉が耳に残っています。
参加者6人:日向祥剛 伊藤久次郎 関口興洋 竹本正幸 清家幸三 大山時彦(記念親睦登山「奥武蔵・天覧山」)