九州5支部懇談会の報告
―ミニヤコンカから生還した松田宏也氏が講演― 事務局 清家幸三
8月5日と6日に法華院温泉山荘にて東九州支部の主催で開催。全体では61人、北九州支部は5人が参加。
一日目は14時00分~15時45分、各支部の報告会。16時00分~18時15分、記念講演会18時30分~20時30分、夕食、懇親会。
講演会の第一部は東九州支部の加藤英彦さん(前支部長)が「90年の時空をこえて」九重遭難の回顧録のビデオ上映をしながらその歴史の話をされました。遭難慰霊碑の修復工事の尽力、そして遭難から80回忌以降毎年8月第一日曜日に東九州支部では「山の安全を祈る集い」、法華院温泉山荘では「九重慰霊の日」として共催で行われており、活動の一貫性と地道な努力に支部運営のやり方をかいま見ることが出来ました。
第二部は「生きて還って、また登る」の著者でもあり千葉支部長の松田宏也さん(本部理事)の講演でした。6月の小倉サロンのビデオ鑑賞会と同じビデオが上演されたのと、伊藤顧問より借りていた著作
本も読んで強い感銘を受けて参加しました。それが現実、松田さんと会えて話を聞けたのでより身近に登山の知識を習得することができたのではないでしょうか。
次に懇親会では各支部の参加者と楽しく飲食をともに過ごし交流を深めることができ、九州の他支部
との距離を短く感じることができました。今回の5支部懇談会で一番大きな収穫ではなかったかと思っています。
二日目は朝から雨模様でしたので、山荘で「山の安全を祈る集い」と「慰霊法要」が行われました。慰霊法要は山荘の主人(九重山法華院白水寺 弘蔵岳久院主)が厳かに勤められました。その後、加藤英彦さんと「坊がつる讃歌」を全員で斉唱しました。加藤さんの感じの良い歌声に魅了され、80歳を疑いました。その後、小雨模様の中を各自下山に就きました。北九州支部の5人は11時40分に長者原駐車場に無事下山して昼食後、散会しました。
お疲れ様でした。最後に東九州支部の皆様、大変お世話様になりました。
参加者5人:榊俊一 馬場基介 横山秀司 清家幸三 橋川潤